人工中耳インプラント

人工中耳インプラントは、明瞭な自然なきこえを得るためにシンプルで効果的な方法です。VIBRANT SOUNDBRIDGEが良く知られている人工中耳インプラントシステムである理由と、それが伝音性および混合性難聴を持つ方にどのように役立つ可能性があるかをお調べください。

VIBRANT SOUNBRIDGE

新しい聴こえ

SOUNDBRIDGEは、難聴を持つ方に音の世界への扉を開く、ユニークな人工中耳インプラントシステムです。これは補聴器で改善が見られない、または医療上の理由で補聴器を装用できない方に最適です。

音を増幅する補聴器とは対照的に、SOUNDBRIDGEは耳小骨や内耳の正円窓を振動させます。この革新的な方法により、自然で良好な音質が保証され、聞きたい音が聞きやすくなります。

  • 自然な音質

    煩わしいハウリングがない 明瞭で自然な聴こえ

  • 繊細な耳の構造の温存

    一点固定方式で設置できる唯一の人工中耳インプラント

  • 長期的な信頼性

    25年以上にわたる実績がある人工中耳インプラント

  • 快適な装用感

    小さくスタイリッシュなSAMBAオーディオプロセッサを利用

VIBRANT SOUNDBRIDGE システム

SOUNDBRIDGEの装用経験

SOUNDBRIDGEの装用者が、人工中耳インプラントによって、聞こえの改善だけでなく、職場、自宅、友人、家族との生活がどのように向上したかを語っています。

「長年失っていたものにその時初めて気がつきました。」 
ジェラルド、ドイツのSOUNDBRIDGE装用者
 利用者の体験談
「この新しい聴こえを二度と失いたくはありません」

SOUNDBRIDGEの仕組み

SOUNDBRIDGEは、伝音難聴または混合難聴を持つ方向けに設計されています。

SOUNDBRIDGEを使用した聴こえは、自然な聴こえに非常によく似ています。SAMBAオーディオプロセッサは、マイクが拾った音を皮膚を通過させてSOUNDBRIDGEインプラントに送ります。SOUNDBRIDGEはその音を受け取り、通常の耳での処理と同じように、機械的振動に変換します。機械的振動が蝸牛を刺激し、蝸牛が脳に音声信号を送ることで、周囲の音を理解できるようになります。

SOUNDBRIDGEシステムは 2 つの主要パーツで構成されています。体外機器であるオーディオプロセッサと体内機器であるインプラントです。オーディオプロセッサSAMBAが周囲の音を拾い、耳の後ろの皮膚の下に埋め込まれたインプラントに送信します。

この簡単なビデオでSOUNDBRIDGEの仕組みをご覧ください。

 

 詳細

SOUNDBRIDGEは、生涯にわたり良好な聴こえをお届けできるように設計されています。最新の聴覚技術に加え、MRI撮影可能な設計により、長年にわたって良好な聴こえを楽しむことができます。VORP503は1.5テスラでのMRI撮影が可能です。 

また、ライフスタイルに合わせてオーディオプロセッサSAMBAをお使い頂けます。SAMBAにはシックなデザインのカバーがあります。

SAMBAオーディオプロセッサ

SAMBA
オーディオプロセッサ

  • 小型のオーディオプロセッサ
  • スタイリッシュなデザインカバー
VORP503

VIBRANT SOUNDBRIDGE
VORP503インプラント

  • 自然な聴こえ
  • 皮下に埋め込み
  • 1.5テスラでのMRI撮影可能*
VIBRANT SOUNDBRIDGEのメリット

SOUNDBRIDGEを選ぶ理由

補聴器の代わりに

補聴器を使用できない、または不快に感じる場合は、SOUNDBRIDGEが治療のオプションになる可能性があります。SOUNDBRIDGEでは、外耳道に挿入されるものはありません。このため、補聴器を使用する方の一部が経験するような耳の感染症を防ぐことができます。

また、補聴器は難聴のタイプやレベルによっては効果が十分ではない場合もあります。SOUNDBRIDGEは音を耳の内側に直接届けるため、不快なハウリングなしに、クリアな音を聞くことができます。これは、最も大きな音から最も小さな音に至るまで、幅広い音を楽しめるようになることを意味します。

若い方もご高齢者の方も

SOUNDBRIDGEは、お子さんだけでなく成人の方も使用できる、唯一の人工中耳インプラントシステムです。そのユニークな設計により、5 歳のお子様でもSOUNDBRIDGEの自然な音質を体験することができ、聴力を最大 73% 向上させることができます**。幼いお子さんに早期から音を聞く機会を提供することで、同世代の子どもたちと同じように成長する助けとなり、やりたいことに何でも挑戦できるようになります。

73%
より良い聴こえ

将来を見据えた設計

当社は常に新しい技術を開発しており、その技術は今後開発されるオーディオプロセッサに組み込まれていきます。ですが、当社の人工中耳オーディオプロセッサはすべてのSOUNDBRIDGEインプラントと互換性があるため、埋め込んでいるインプラント機種に関係なく、最新の技術を搭載した人工中耳オーディオプロセッサををお使い頂くことができます。

安全第一

人生では何が起こるか予測できませんが、どんな困難な状況にあっても、SOUNDBRIDGEは装用者の方と共にあります。SOUNDBRIDGEインプラント は、インプラントマグネットを取り外す必要なく、1.5 テスラで 日常的なMRI スキャンを受けられるように設計されています。マグネットを取り外すための手術や、不快感、オーディオプロセッサを使用できない期間が生じないということを意味します。

SAMBAオーディオプロセッサ

SAMBAは、SOUNDBRIDGEとBONEBRIDGE のためのオーディオプロセッサです。SAMBAはカラフルで、多機能。生活に音と楽しさをお届けします。


次のステップへ

次のステップは何でしょうか?人工中耳インプラントの埋め込み手術の前後には次のようなステップがあります。

1

診察

病院の耳鼻咽喉科で必要な検査や評価を受け、人工中耳インプラントの適応であるか、考慮すべき別の要素があるかどうか等を医師が確認します。そして、ご本人やご家族に次のステップでの具体的な内容について順を追って説明します。

2

埋め込み手術

SOUNDBRIDGEを埋め込むための手術は、通常全身麻酔下で行われ、数時間を要します。一般的に、手術を受けた方は、翌日にはいつも通りに活動できるようになります。個々のニーズによって異なりますが、入院期間は数日続く場合があります。 

3

音入れ

埋め込み手術を受けて数週間後に、最初のマッピングが行われます。 最初のマッピングを「音入れ」と呼びます。この日に言語聴覚士がオーディオプロセッサの電源を入れて、装用者の方が新しい音を初めて聴きます。オーディオプロセッサの聴こえの設定は、その時点の聴こえに合わせて調整されます。

技術資料

⌀ 28 mm
14.2 mm
22 mm
0.5 mm
⌀ 1.8 mm
2.3 mm
VIBRANT SOUNDBRIDGEのインプラント
4.4 mm
4.1 mm
125 °
57 mm
VIBRANT SOUNDBRIDGE

VORP503


インプラントキットの構成

  • VORP 503人工中耳 1個
  • セルフドリリングスクリュー 3個
  • 単回使用スクリュードライバー 1本

重量

  • 10.6 g

組織と接触する材料
インプラント: 医療用シリコーン、チタン、医療用エポキシ樹脂スクリュー: チタン合金 Ti 6Al 7Nb


復調器を設置するために推奨される骨床の深さ
1.9 mm


安全機能
過電圧保護


MRI条件
1.5 テスラの条件付きMRI対応***


骨に貫通する深さ
最大3.5 mm


最大浸漬深度
塩水50 m(6 bar)


ISO 10993-1 準拠の生体適合性


ラテックスフリー*****


滅菌済


再利用禁止


Vibroplasty Coupler


Vibroplasty-CliP-Coupler

  • アブミ骨頭への設置用
  • 組織と接触する材料: チタン グレード2、チタン グレード1
  • キットの構成:Coupler 1個



* 診断上必要な場合を除きます。
** VIBRANT SOUNDBRIDGEの小児、青年においての効果:市販後臨床フォローアップ研究分析2017年3月
*** SOUNDBRIDGE VORP 503 インプラントは条件付き MRI 対応です。SOUNDBRIDGE VORP 503 の埋め込み手術を受けた方は、 使用説明に掲載されている条件に従う限り、1.5 テスラの MRI 撮影を安全に受けていただけます。
**** MRI保証に関する諸条件はこちらでご確認いただけます。
***** ここでいう「ラテックスフリー」とは、最新の FDA ガイドライン「医療用製品またはその製品の容器が天然ゴムラテックスから製造されたものではないことを利用者に示すための、製品表示に関する推奨事項」(2014 年) に従い、「ラテックス製ではない」ことを意味します。